『少女葬』櫛木理宇著の感想

 ふと思い立って、今年の7月に読んだ『少女葬』について書いていきます。間が空いてしまっているので、少々曖昧ですが、とても没頭した本なのでおすすめです。

 

 物語は、家出した主人公がシェアハウスに住み始めるところから始まります。そこでさまざまな事情を抱えた人々と出会います。例えば、恋愛依存の少女や騙されて犯罪に手を染める少年です。

 そして物語では「劣悪な環境に流されずに正しい判断」をする運命、「劣悪な環境に流され誤った判断」をする運命が描かれています。しかし「正しい判断」と「誤った判断」の瞬間は日常に潜んでいました。そのため一般と乖離した物語であるが、私にも起こりえる現実に感じられ、将来の私に降りかかる体験のようにのめり込み、興奮しました。

 

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